PoCや要件定義と何が違うのですか
PoCは技術的に動くかを確かめる行為です。要件定義は仕様を決める行為です。
Discovery Phaseはそれらを包含しつつ、AIを業務に組み込むために必要な
判断範囲、精度指標、証跡、監査、責任分界、継続運用を先に固定します。
結果として、経営がGo No-Goを判断できる状態になります。
要件が曖昧でも相談できますか
むしろ曖昧な状態で本開発に入る方が危険です。
Discovery Phaseは、曖昧さを「放置」するのではなく、曖昧さを
分解して、論点と未確定項目をログとして残し、固定できるところから固定します。
どの時点でやめる判断ができますか
各ゲートでGo No-Goが可能です。
代表的には、データ適合性が成立しない、品質SLOが事業として成立しない、
運用コストが過大になる、監査要件を満たせない、などが明確になった時点で止められます。
「止めるための判断材料」を先に作るのがDiscovery Phaseの本質です。
既存ベンダーの開発が進んでいる案件でもできますか
可能です。ただし前提として、責任線、評価方法、ログ、変更管理が曖昧なまま
進んでいる場合、どこかで説明不能になります。
Discovery Phaseはベンダー置換が目的ではなく、統治の欠損を埋めて
継続運用できる形に整えることが目的です。
最終成果物は何が出てきますか
投資判断支援資料として提出可能な形に固定します。
具体的には、判断範囲定義、精度指標SLOと受入基準、データ適合性レポート、
リスクレジスター、証跡と監査設計、継続運用と変更管理の設計、実装ロードマップと費用レンジです。
ISO/IEC 42001に準拠しているのですか
認証の代行ではありません。参照規格として、監査可能性と説明責任の設計論点を
Discovery Phaseの成果物に落とします。
結果として、金融機関、投資家、監査法人に説明可能な構造になりやすくなります。